肺がんとタバコ

肺がんは治りにくいがんの代表であり、肺がんによる死亡を減らしていくためには、まず予防することが重要です、肺がんにならないようにする(一次予防)には、なんと言っても禁煙が重要です。
 喫煙者の肺は黒く汚れています。
 日本では他の先進国と比べて男性の喫煙率が高いのが特徴です。
 一方、女性の喫煙率は低いのですが、近年若い女性の喫煙率が上昇していることが問題となっています。
 一日喫煙本数×喫煙年数を喫煙指数といい、これが400以上の方は肺がんのハイリスクグループとされます。
 たばこの量肺がんになる危険(リスク)には相関関係があります。
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  一日20本吸う人は非喫煙者にくらべておよそ10倍程度肺がんで死亡しやすいことがわかります。
 また、最近は非喫煙者の肺がんも少なくありませんが、その際、他人の吐いたたばこの煙を吸うことによって肺がんになりやすくなることも知られています。
 夫がヘビースモーカーの場合、妻の肺がんの危険は2-3倍程度上昇するといわれています。
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