肺がんは自覚症状がない

肺がんの症状で最も怖いのは、初期の段階で自覚症状が無いことでしょう。
 肺がんは一般的に初期で見つかると治せる可能性が高いとも言われています。
 肺がんの症状は風邪のように咳をしたりするために、軽い風邪程度に考えやすく、早期発見が遅れる原因の一つにもなっているようです。
 仮に検査で小さながん腫瘍が発見されたとしてもすでに進行しているようで、手術は15%程度だそうです。
 そしてもう一つ怖いのは、肺がん自体転移しやすいと言われ、再発する可能性が高いようです。
 転移はとても厄介で、様々な臓器にがん細胞が血液中を流れていくことで、離れた臓器もがん化してしまうというものです。
 肺がんで転移しやすいと言われる臓器として、肺、脳、骨、肝臓、副腎などが挙げられているようです。
 手術が成功したとしても再発する可能性が高いと言われ、手術後に約20%の確率で局所再発や、5割から6割に遠隔への転移が見られるそうです。
 特にタバコを吸う方は検査でレントゲンをして異常なしでも、精密検査を受けてみるのが良いでしょう。

肺がんの脳転移とは

肺がんの脳転移の経路
 血液によって癌細胞が運ばれ、頭蓋骨の下にあり脳を覆っている硬膜に転移します。
       肺がんが脳転移したことによる症状
 原発巣とはまったく別の症状です。
 部位によってけいれんや麻痺、感覚障害、精神症状、ふらつきなどがあり、悪化すると頭痛や吐き気、嘔吐などが現われます。脳の表面を流れている髄液に転移すると背中の痛みや手足のしびれが起きます。
        肺がんの脳転移の治療
 手術や全脳照射ガンマナイフ化学療法があります。
 一般に、抗がん剤は効果が薄いとされていますが、イレッサを使用して良い結果を残している症例もあります。
 大きさが3センチ以下の場合には、全脳照射ではなく、放射線を様々な方向から集中させるSMARTという方法が採用されることもあります。
 手術の場合には、十分な体力が残されていることと、成功した場合に余命が期待できることが条件となります。
 ガンマナイフを適用した後に再発した場合には、再びガンマナイフで治療することや、手術を行う、全脳照射を行うという選択肢があります。
        肺がんの脳転移の予防
 治療のためではなく、予防を目的とした放射線治療を行うことがあります。これを予防的全脳照射といいます。