ピロリ菌の除菌治療での健康保険の適用

ピロリ菌の除菌治療で健康保険が適用されるのは、 2010年8月20日現在は以下の5つの場合です。
胃潰瘍
十二指腸潰瘍
胃MALTリンパ腫
特発性血小板減少性紫斑病
早期胃がん(内視鏡治療後)

どの治療方法に保険が適用されるか1次除菌及び2次除菌に対して保険が適用されます。
3次除菌や上記病気にかかっていない方には、 今現在保険が適用されません。
日本ヘリコバクター学会が「ピロリ菌感染者はすべて除菌すべき」と提唱しているので、 今後保険適用範囲も広がるとみられます。
胃MALTリンパ腫、特発性血小板減少性紫斑病、内視鏡治療後の早期胃がんのピロリ菌除菌保険適用は 最近適用されたものです。
           124272146342316130498.jpg

慢性すい炎との識別

すい臓がんには特有の症状がないといわれる一方で、慢性すい炎の症状との類似性が指摘されています。
すい臓がんの診断を下すには、それが慢性すい炎でないことを明らかにすることが必須条件となります。
慢性すい炎の場合、発病後から禁酒を中心とする食生活をしっかりと自己管理できれば、予後はさほど悪くないといわれます。
しかし、0~5パーセントと、わずかであるとはいえ、慢性すい炎からすい臓がんへと移行することもありますので、慢性すい炎の発症初期に適切な治療を受けることが重要です。
突然、上腹部、特にみぞおちに激痛が走る、急性すい炎と異なり、慢性すい炎の場合は、常に症状のあるものと、年に数回という頻度で急性すい炎のような発作を起こすものの、その間はこれといった症状はない、という二つのタイプがあります。
慢性すい炎の症状は、病気の初期と、病気がかなり進行してしまった時期ではかなり異なります。
病気の初期には、上腹部の激痛があるのがふつうで、急性すい炎に似ています。
しかし病気の進行とともに痛みはかえって緩和します。
代わって問題となるのは、消化吸収障害や抑うつ症状です。
消化吸収障害は体重の減少をもたらします。
症状自体は、すい臓がんと非常によく似ていることから、症状だけではいずれとも識別できません。
診断には超音波検査、Ⅹ線CTなどの画像診断法が必要となります。
特に、内視鏡的水管造影法とすい管造影法が有効とされます。
       img02.jpg

癌予防効果のあると言われる食品

· きのこ類・・・・・・・キノコに含まれる「多糖類」には 免疫力を高め 癌予防の効果があると言われています。
· 玉葱・にんにく・・・・「イオウ化合物」が皮膚癌・大腸癌・肝臓癌・肺癌などの予防に役立つと言われています。
· しょうが・・・・・・・健胃や解熱作用で知られますが 最近は癌の予防にも効果があると解ってきました。
· ターメリック・・・・・カレー粉の材料として使われます。黄色の「クルクミン」が皮膚癌・胃癌・大腸癌を予防。
· シソ科のスパイス・・・ローズマリー・セージ・バジルなどに含まれる「テルペン」は皮膚癌・肺癌・大腸癌の予防に効果。
· 緑茶・抹茶・・・・・・渋味成分「カテキン(タンニン)」の主成分「Egcg」に胃や十二指腸・食道癌予防効果。
          001.gif