腎臓がんの免疫療法:インターフェロン

インターフェロンの抗腫瘍効果の仕組みは2つ考えられています。
1つは、リンパ球などの免疫担当細胞を活性化し、そのリンパ球が腫瘍細胞を破壊するという作用で、もう1つは、インターフェロン自体が腫瘍に直接作用して破壊するという作用です。
治療に用いられているインターフェロンにはαとγがあります。多く使用されているのはαの方で、その中にも遺伝子組み換え型と自然型があり、効果が異なるという報告もあります。
インターフェロンα療法が進行腎がんに対して有効であることが証明されています。
投与方法は、1日1回300~1000万IUを皮下あるいは筋肉注射です。週2から5回投与するのが一般的ですが、副作用の個人差が大きく、症例によって用量を調節します。なお、治療の便宜を図るため、自己注射が保険で認められており、外来治療が可能です。
インターフェロンαの投与によって、インターフェロン本来の生理作用として、多くの患者で、いわゆるインフルエンザ様症状がみられます。
この症状は次第に“馴れ”が生じ、徐々に発熱がなくなり、解熱剤なども不要となることが多いです。
その他にも多彩な生理作用を有することで、多くの有害事象が知られています。
これらの副作用の発現時期にはある程度特徴があり、また、インターフェロンの投与を中止することで軽快するものがほとんどです。
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前立腺がんの症状

早期の症状
全く症状がないことが多い
よくある症状
癌が大きくなって尿道が圧迫されるようになってくると主に排尿に関連した症状が出現します。
排尿困難(尿が出にくくなる)
頻尿(尿の回数が多くなる)
残尿感(尿が出きらない感じがする)
尿意切迫(尿意を感じると我慢できなくなる)
尿閉(尿道が強く圧迫されると尿が出なくなる)
下腹部の違和感
前立腺肥大症に似ていますし、前立腺肥大症も高齢者の病気なので、前立腺肥大症と前立腺癌が両方起こっていることもあります。しかし両者は別の病気であり、前立腺肥大症が前立腺癌になることはありません
進行したときの症状
癌が尿道や膀胱に広がると、排尿に関連した症状に加え、排尿以外の種々の症状が出現します。
血尿(尿に血液が混じる)
頻尿の増悪
尿失禁(尿が漏れる)
水腎症(癌が尿管を押しつぶしてしまうと尿がうまく流れなくなって腎臓が腫れる)
血精液症(癌が精嚢に広がると精液に血が混じることがある)
背部痛・腰痛、骨折
癌が骨に転移を起こすとその部位に痛みを生じることがあり、背部痛や腰痛として感じられたり、手が痺れたりすることもあります。転移をした部分の骨が脆くなると骨折をしやすくなります。
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大腸がんの検査:便潜血検査

大腸がんの検査で代表的なのは近年各市町村で普及推進されている便潜血検査です。
便のなかに血液がまざっていないかを調べるもので大腸がんの決定的な発見と確定には乏しいですが、健常者の中から可能性のある方を第一段階として選別するには有効な検査です。
この検査に引っ掛かったからといってがんが確定するわけではなく、また異常が見られなかったからといって安心できるものではありません。
実際大腸がんの患者さんの3割程度がのこ検査によって発見に至ったケース・実績があります。
大腸がんでは、血管が豊富な腫瘍から、また腫瘍の一部に潰瘍ができてその潰瘍から出血する場合があります。このような場合、排便時にその部分がこすられて、便に血液が混入します。この便中に混じったわずかな血液を検出するのが、便潜血検査です。
 便潜血検査では、血液中に存在するヘモグロビンというタンパク質を検出します。ヘモグロビンは、高い温度の中や、時間がたつにつれて、壊れてしまうという不安定な性質を持っています。このため、正確な検査結果を得るために、採取した便はできるだけ早く専用の容器に入れて冷蔵庫などの冷暗所に保管し、2日分の便を取ったら早めに提出する必要があります。また、血液は便の中に均一に混じっているわけではありません。専用のスティックで便の表面のあちこちをまんべんなく少しずつこすり取ることで、より正確な結果が得られます。
この検査法が陽性だったからといって、必ず大腸がんがあるとは限りません。大腸がん以外の疾患(良性潰瘍や炎症など)でも出血が認められる場合があるからです。また、歯茎など口の中の出血にも反応する場合があります。肉類や魚類など、ヘモグロビンを豊富に含む食事を摂っていた場合にも偽陽性となることがあります。
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