食道がん治療の有名病院:中国・四国

島根県 1病院
島根大学病院
★診療科目 消化器外科 島根県出雲市塩治町89-1 ℡0853-21-2111
術後の合併症が多い食道癌に対しては、内視鏡を用いた切除で、合併症の減少と入院期間の大幅な短縮を達成している。さらに、切除できない症例や再発例に対しても、化学療法や放射線療法を含めた治療を積極的に行っている。
岡山県 3病院
倉敷中央病院
★診療科目外科  岡山県倉敷市美和1-1-1 ℡086-422-0210 
消化器癌(食道・胃・大腸・肝・胆道・膵の悪性疾患)、胆石症をはじめとする消化器疾患の外科治療、乳癌治療、また小児疾患に対する外科的治療を主として診療を行なっている。
岡山済生会総合病院
★診療科目 内科・外科 岡山県岡山市伊福町1-17-18 ℡086-252-2211 
消化器がんの手術症例が多いのが特徴。とくに、胃、大腸、肝がんの手術症例数は多く、近年新聞や週刊紙で掲載された手術症例数に基づく全国病院ランキングでは、いずれも20位以内の上位にランクされている。
岡山大学病院
★診療科目 消化管外科 岡山県岡山市鹿田町2-5-1 ℡086-223-7151
岡山県下では食道がんの手術件数は圧倒的な1位。侵襲が大きくなりやすい食道がんの手術では、胸腔鏡を用いた低侵襲手術を開発。年々症例数は増加し、現在EMRを含め年間60例(うち外科的切除:40~45例)の切除が行われている。
広島県 3病院
広島市民病院
★診療科目 外科 広島県広島市中区基町7-33 ℡06-6929-1221 
病気の進行度、患者の体力や基礎疾患の有無、術後のQOL(生活の質)などを考慮して手術療法、放射線治療、化学療法(抗癌剤治療)を単独で行ったり組み合わせたりしている。
国立病院機構 呉医療センター 中国がんセンター
★診療科目 外科 広島県呉市青山町3-1 ℡0823-22-3111 
患者の年齢、体力、併存症の有無により術後の回復度を考え、手術、化学療法、放射線を併用した治療を行う。最近では胸腔鏡を併用したより低侵襲の手術も行っている。
広島大学病院
★診療科目 第2外科 広島県広島市南区霞1-2-3 ℡082-257-5555 
中国地方では2番目に食道がんの手術件数(2005年度)が多い病院。進行癌への根治的拡大手術と同時に,内視鏡下手術による早期癌の低侵襲手術を行っている。
山口県 1病院
国立病院機構 関門医療センター
★診療科目 外科 山口県下関市後田町1-1-1 ℡0832-22-6216
食道がんの治療に関しては西日本の中心的存在となっており、県内のみならず中国・九州各地より患者の紹介がある。手術はもとより、放射線治療や化学療法においても最新かつ最適な治療が行える体制をとっている。
徳島県 1病院
徳島赤十字病院
★診療科目 消化器外科 徳島県小松島市中田町新開28-1 ℡08853-2-2555 
徳島県下では食道がんの手術件数(2005年度)は第1位。進行度に応じたリンパ節郭清範囲の縮小や胸腔鏡・腹腔鏡を用いた手術侵襲の縮小をめざしている。

胃がん治療後の生活:貧血と骨粗鬆症の対処法

手術後、数年経ってからあらわれる後遺症に、貧血や骨粗鬆症などがあります。食事のとり方は自分で改善することができますが、これらの症状にいたっては、病院で適切な治療を受けなければならない場合もあります。
貧血への対処法
貧血の症状
貧血とは、血液中の赤血球の数やヘモグロビンが減っている状態をさします。軽い貧血の場合は自覚症状はほとんどありませんが、症状が重くなると、動悸、息切れ、頭痛、めまい、食欲不振、吐き気、呼吸困難などがみられるようになります。
必要な栄養素
赤血球の生産には、鉄やビタミンB12などの栄養素が必要になりますが、胃を切除(全摘出)したことにより、吸収効率が悪くなり不足しがちになってしまいます。
貧血と分かったらビタミンB12を年に数回注射します。また鉄分の多い食品をとりましょう。レバー、海藻類、緑黄色野菜などがあります。造血剤を使用して、血液をつくるための成分を服用する方法もあります。
骨粗鬆症への対処法
骨粗鬆症の症状
骨の密度が低下して、もろくなった状態が骨粗鬆症です。胃を切除した影響で、カルシウムの吸収効率が低下していることも要因となっています。そのため骨の変形、痛み、骨折などが起こりやすくなります。
骨粗鬆症の対処法
・適度な運動をして、筋力を保つようにします。
・カルシウムの多い食品を活用していきます。(乳製品など)
・カルシウム剤や吸収を助けるビタミンDなどを服用・注射します。
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肺がんと間違えられ易い病気 :急性気管支炎

気管支炎は大きく2つに区別されますが、そのうち症状が90日以内で治まるもののことを急性気管支炎と言います。
原因は細菌やウイルス感染
発症の主な原因は、細菌やインフルエンザウイルスの感染です。
他にも、ホコリや塩素ガスなどの刺激物を吸い込むことでも引き起こされますが、このようなケースはあまり多くありません。
なお塩素ガスとは、異種の洗剤を混ぜ合わせることで発生する有毒ガスのことです。
咳の症状からはじまります
急性気管支炎は、まず咳の症状からはじまります。
次に水っぽい痰が出るようになり、だんだん白っぽい膿のような痰に変わっていきます。
痰が出にくくなると、胸がゼーゼーしたり、咳をした後にヒューヒューという音が聞こえるようになります。また、これらに伴って発熱や全身の倦怠感が起こる場合も多いです。
血液検査やCRP試験で診断する
急性気管支炎かどうかを診断するための検査には、血液検査(血沈や白血球数)やCRP試験などがあります。白血球の数が正常値を大きく上回っていたり、CRP試験の結果が陽性だった場合は、急性気管支炎の可能性が高いです。
症状に応じた薬で治療します
急性気管支炎の治療には、症状に応じてさまざまな薬が使われます。
痰が多い時は去痰剤が、咳がひどい時は鎮咳剤やうがい薬が使用されます。
抗生物質を用いることもありますが、これは発症の原因が細菌の感染であった場合です。
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