前立腺肥大症の症状

前立腺肥大症は高齢の男性によく見られる病気であり、尿道が圧迫されて 排尿障害をもたらすことが知られています。
前立腺肥大症は年齢と深い関係 にあり、40・50代で症状が出始め60歳を過ぎると、半数以上の人が夜間頻 尿と放尿力低下になります。
80歳までには80%の人が前立腺肥大症になるとみられ、高齢の男性にほぼ全員発症するため、男性の更年期症状 、老化現象の一種という見方もできます。
ガンとは違って生命にかかわるような病気ではありませんが、放っておくと尿 閉といって尿が全く出なくなることもあります。
前立腺肥大症には第1期から第3期までの症状があります。
第1病期(膀胱刺激期)夜間にトイレに行く回数が多くなる、尿の勢いがない、尿がすぐ出ない、 少ししか出ない、時間がかかる(排尿障害)などの症状が出てくる。
第2病期(残尿発生期)尿をした後もすっきりとせず残っているような感じがする(残尿感)とい った症状が出てくる。
第3病期(慢性尿閉期)昼夜を問わずトイレに行く回数が増えて、排尿にかかる時間が長くなり、 一回の排尿に数分かかるようになる。時には尿が全く出なくなってしまう こともある。
          img_symptom.gif

前立腺がんと前立腺肥大症の違い

前立腺がんと前立腺肥大症は症状が似ているため、前立腺肥大症から前立腺がんに進行すると考えている人がいますが、そもそも前立腺がんと前立腺肥大症は発症部位もメカニズムも異なります。
 前立腺がんは前立腺の外側に位置する外腺に発症しやすく、一方、前立腺肥大症は尿道を取り巻く内腺に多く発症します。このどちらも腫瘍に変わりありませんが、決定的な違いは前立腺肥大症が良性の腫瘍であるのに対し、前立腺がんは悪性の腫瘍である事です。この良性と悪性の違いは、転移するかしないかで判断します。
 前立腺肥大症を発症すると、頻尿や排尿障害などの症状が現れるようになりますが、放っておいても生命に危機を及ぼすようなことはありません。しかしながら、前立腺がんは周囲の骨盤や脊椎、リンパ節に転移するため、放っておくと死に至ります。実際、前立腺がんで死亡する人の3人に2人は骨転移を起こしています。
           04-1.gif

肺がん手術の最高の名医

呉屋朝幸
杏林大学病院外科教授 1974年鹿児島大学医学部卒。国立がんセンター等を経て現職。
「患者に最大の利益を還元する」をモットーに治療に取組んでいます。近い将来肺がん外科分野の中心になる人物と評されています。
土屋了介
国立がんセンター中央病院副院長 1970年慶應義塾大学医学部卒。防衛医科大学校等を経て現職。
肺がんの手術件数で日本一の症例数を誇る国立がんセンター中央病院の中心的人物です。人当たりのよさに定評があり、話しやすい良い先生と評判です。
西脇裕
国立がんセンター東病院臨床検査部長 1971年京都大学医学部卒。国立療養所松戸病院勤務等を経て現職。
肺がんの化学療法の治療にいち早く取組み、着実に研鑽を重ねてきたドクターです。肺がん治療の分野において、国立がんセンター東病院の中心人物の一人です。
淺村尚生
国立がんセンター中央病院呼吸器外科医長 1983年慶應義塾大学医学部卒。米国留学等を経て1999年より現職。
年間700件の肺がん手術を三人の医師で行っている同病院の中でも、中心的な役割を果たしているドクターで、外科医としてトップレベルの技術を持っています。
一瀬幸人
国立病院機構九州がんセンター呼吸器科部長 1978年長崎大学医学部卒。テキサス大学MDアンダーソン病院等を経て現職。
患者とのスキンシップを大切にしており、実際の肺がん診療の際には患者に直に接し、スキンシップをはかる診療を心がけています。
岡田守人
兵庫県立成人病センター呼吸器外科長 1995年神戸大学大学院医学研究科修了。2002年より現職。
肺機能温存術式である難易度の高い気管支形成術や血管形成術によって、出来る限り肺摘除を回避する治療を行っています。
川原克信
大分大学医学部附属病院腫瘍病態制御講座外科第二教授 1971年長崎大学医学部卒。福岡大学第二外科助教授を経て現職。
肺がん、食道がんの外科的治療を専門としており、腹腔鏡を用いた手術を積極的に取り入れ、低侵襲で根治的な縮小手術を行うことを目指しています。
佐々木康綱
埼玉医科大学病院臨床腫瘍科教授 1980年昭和大学医学部卒。国立がんセンター病院等を経て現職。
大学病院としてはまだ珍しい腫瘍内科(臨床腫瘍科)があり、また専門病院とは違って様々な合併症を有する肺がん患者に対する治療が可能です。
中川健
癌研究会癌研有明病院副院長 呼吸器外科部長 1966年東京大学医学部医学科卒。結核予防会結核研究所附属療養所等を経て現職。
治療する科の主体性で治療方針が決まるのではなく、「キャンサーボード」と呼ばれる臓器別診療グループで患者の病状を詳細に検討し、最適な治療を提供しています。