腎臓の病気:IgA腎症

IgA腎症とは
IgA腎症の原因は、現在もはっきりしたことは判っていません。
糸球体そのものの異状が、原因の病気の中ではIgA腎症が、最も多いといわれています。
何らかの原因により、糸球体腎炎を起こすものと考えられます。
IgA腎症の症状
IgA腎症の症状は、大部分は無症状で推移し、たまにたんぱく尿や血尿の症状が出ても数日で見られなくなります。
ただ、まれにたんぱく尿や血尿の症状にともない、高血圧・むくみなど、腎機能の低下の症状がみられ、急性腎炎症候群を発症することもありますので注意が必要です。
IgA腎症の治療
症状が安定している場合は、治療は必要ありませんが、急性腎炎症候群などを発症した場合には病状に応じて適切な治療が必要になります。
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B型肝炎の症状

多くの人は感染しても、自覚症状がなく自然治癒するといわれますが、症状がみられるのは、急性B型肝炎の約20~30%といわれています。これは、悪化すると劇症化する事もあり肝細胞壊死による意識障害などが起こるとされ、注意が必要です。肝疾患の主な症状では
・黄疸(白目の部分も黄色くなる)
・全身の倦怠感
・食欲不振
・吐き気及び嘔吐
・発熱
・黒褐色尿
・白色便
・右腋腹の圧痛
・関節痛
などがあげられています。
   
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B型肝炎の種類

【急性B型肝炎】ウイルスが約1~6ヶ月の潜伏した後、一時的に肝炎を発症します。人により症状や程度は様々といわれ、ウイルスに対し抗体が出来る人もいる一方、肝炎の症状である、黄疸や倦怠感が出る人もいます。
最悪のケースは、悪化し劇症化し(劇症肝炎)致命的になる場合もあるようですが、たいていの人は約2ヶ月ほどで完全に治癒するといわれています。
【慢性B型肝炎】
血液・生化学的な肝炎が約6ヶ月以上続くと、慢性といわれます。ほとんどが母子感染のキャリアで、B型肝炎の場合では急性から慢性へと移行する事まずないとされています。
生体免疫機能がB型肝炎ウイルスを肝細胞ごと破壊するため、炎症がおこり、B型肝炎へと移行します。たいていの人は約数年間の肝炎で獲得免疫により完治するようですが、約10%の人は持続性肝炎となり肝硬変や肝ガンなどにかかる可能性が高くなるといわれています。
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B型肝炎とは

B型肝炎とは、B型肝炎のウイルス感染によって発症する疾患です。
血液や体液、注射のまわし打ち、タトゥーなどからの感染が多いといわれています。
また、慢性化したB型肝炎のほとんどは母子感染からといいます。急性B型肝炎は、感染しても自覚症状はあまりでないうちに約60~70%の人は完治するようです
。しかし、他の約30~40%の人は典型的症状をみるといい、関節痛や食欲不振、吐き気、全身のだるさなどと共に、肝疾患特有の黒褐色の尿や黄疸などが発症するといいます
。母子感染のした小児の場合は無症候性キャリアといい、大抵は肝炎が発症しても気づく事はあまりなく、そのまま完治していくようです。
しかし、ウイルスを撃退できず肝炎が続いてしまう事もありこの状態を慢性B型肝炎といいます。
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乳がん治療の有名病院:関東

栃木県 1病院
栃木県立がんセンター
★診療科目 外科
栃木県宇都宮市陽南4-9-13 ℡028-658-5151  
生活の質(QOL:Quality of Life)の低下をなるべく少なくするために、的確な乳がんの広がり診断のもとに手術療法の縮小化(乳房温存手術の適応拡大、 腋窩リンパ節郭清の低侵襲化)を進めている。
群馬県 2病院
群馬大学病院
★診療科目 乳腺
・内分泌外科 群馬県前橋市昭和町3-39-15 ℡027-220-7111 
乳がんをはじめとする乳腺疾患、甲状腺疾患、上皮小体疾患および副腎疾患を診断治療。.外来では、日本乳癌学会の乳腺専門医・認定医および日本外科学会の指導医・専門医が責任を持って診察。
群馬県立がんセンター
★診療科目 乳腺外科
群馬県太田市高林西町617-1 ℡0276-38-0771
群馬大学病院と並び、県内でも乳がん手術の多い病院。乳腺外科、放射線科、病理部、ナース等によるチーム医療を重視し、特に乳房温存療法およびセンチネルリンパ節生検は病理部、放射線科とのチーム医療により行われている。
埼玉県 1病院
埼玉県立がんセンター
★診療科目 乳腺外科
埼玉県北足立郡伊奈町小室818 ℡048-722-1111 
乳がん年間手術件数は年々増加傾向にあり、2001年には300例を超え、2004年には431例の手術件数となり、増加の一途をたどっている。治療法として乳房温存手術とセンチネルリンパ節生検が多いことが特色。
千葉県 3病院
国立がんセンター 東病院
★診療科目 乳腺外科
千葉県柏市柏の葉6-5-1 ℡04-7133-1111 
がんを専門に診断・治療する病院であり、乳がん手術件数(2005年度)も千葉県では第1位。頻度の高い肺がん及び消化器がん(食道・胃・大腸、肝・胆・膵)、頭頚部がん、乳がんなどの診療に主点をおいている。
千葉大学病院
★診療科目 乳腺甲状腺外科
千葉県千葉市中央区亥鼻1-8-1 ℡043-222-7171 
術前診断としてマンモグラフィー、高解像度超音波装置、ヘリカルCT、MRI、穿刺吸引細胞診、針生検を行っている。治療は手術、化学療法、内分泌療法、放射線療法を組み合わせ多方面からのアプローチ。乳がん手術件数(2005年度)は県内トップクラス。
千葉県立がんセンター
★診療科目 乳腺外科
千葉県千葉市中央区仁戸名町666-2 ℡043-264-5431
千葉県内でもトップクラスの手術症例数を誇る。早期乳がんの手術は、積極的に乳房温存療法を行っている。
東京都 6病院
聖路加国際病院
★診療科目 ブレストセンター
東京都中央区明石町9-1 ℡03-3541-5151
関連各分野(乳腺外科、形成外科、乳腺腫瘍内科、放射線診断)の乳腺専門医が一堂に会して効率の良い診療を行う。年間乳がん手術は約500件と全国的に見ても非常に多い。
癌研究会有明病院
★診療科目 乳腺科
東京都江東区有明3-10-6 ℡03-3520-0111
従来分かれていた乳腺外科と化学療法科が、「乳腺科」としてひとつになり、様々な分野の医師がいつでも話し合いながら、乳がんの総合的な治療をよりスムーズに行う。乳がん手術件数は800件以上と全国トップ。
日本大学板橋病院
★診療科目 乳腺内分泌外科
東京都板橋区大谷口上町30-1 ℡03-3972-8111 
乳がん治療では温存療法は主たる治療法となり、約50%の例で温存を行っている。さらに術後の美容的効果を高めるために手術に内視鏡を用いて、小さく目立たない手術創で手術を行っている。
三井記念病院
★診療科目 乳腺内分泌外科
東京都千代田区神田和泉町1 ℡03-3862-9111 
早期乳がんに対する乳房温存療法のパイオニア的存在。乳房温存療法を受けるのは、全体の約60%の患者で、ここ10年この割合いは徐々に増えている。
東京都立駒込病院
★診療科目 外科(乳腺グループ)
東京都文京区本駒込3-18-22 ℡03-3823-2101  
外科、形成外科、内科、他科をはじめ放射線科、病理科、コメディカル部門間がネットワークで結ばれているため、患者の様々な状況に対応が可能。乳房を可能な限り残す方針で治療にあたっている。
国立がんセンター 中央病院
★診療科目 外科
東京都中央区築地5-1-1 ℡03-3542-2511
がんを専門に診断・治療する特定機能病院であり、年間の乳がん手術件数(2005年度)は400件以上と非常に多い。
神奈川県 2病院
神奈川県立 がんセンター
★診療科目 乳腺甲状腺外科
神奈川県横浜市旭区中尾1-1-2 ℡045-391-5761 
神奈川県ではトップクラスの手術件数を誇る。乳房温存治療を望む患者には術前化学療法を行い腫瘍の縮小を図り温存治療を行っている。
聖マリアンナ 医科大学病院
★診療科目 乳腺・内分泌外科
神奈川県川崎市宮前区菅生2-16-1 ℡044-977-8111 
年間手術症例数は原発性乳がんが約300例、良性乳腺疾患が約150例と豊富な手術症例を誇っている。また、甲状腺・副甲状腺疾患も年間50症例以上を行っており、原発性乳癌症例の約75%に乳房温存手術を行っている。

食道がん治療の有名病院:関東

栃木県 1病院
自治医科大学病院
★診療科目 消化器内科・外科
栃木県河内郡南河内町薬師寺3311-1 ℡0285-44-2111 
栃木県下では食道がんの手術件数は最も多い(2005年度)。消化管(食道、胃、十二指腸、小腸、大腸)、肝臓、胆道、膵臓など、消化器全般の診療を行う。
群馬県 1病院
群馬大学病院
★診療科目 第一内科
群馬県前橋市昭和町3-39-15 ℡027-220-7111 
食道がんではがんの深さ(深達度)が浅いものは内視鏡的粘膜切除術にて治療を行い、深達度が深いがんで合併症などにより手術不能な場合は、光線力学的療法を行っている。群馬県下では食道がんの手術件数は最も多い(2005年度)。
埼玉県 1病院
埼玉県立がんセンター
★診療科目 消化器外科
埼玉県北足立郡伊奈町小室818 ℡048-722-1111 
内視鏡・超音波内視鏡・CT・気管支鏡などで進行度診断を行う。早期がんは内視鏡的粘膜切除を、リンパ節転移の疑われる進行がんに対しては、強力な治療を組み合わせた集学的治療を実施。
千葉県 2病院
国立がんセンター 東病院
★診療科目 消化器内科
千葉県柏市柏の葉6-5-1 ℡04-7133-1111 
がんを専門に診断・治療する病院。がんもしくはその疑いのある人を主な診療の対象とし、なかでも、頻度の高い肺がん及び消化器がん、頭頚部がん、乳がんなどの診療に主点をおいている。千葉県下では食道がんの手術件数は最も多い(2005年度)。
千葉大学病院
★診療科目 食道・胃腸外科
千葉県千葉市中央区亥鼻1-8-1 ℡043-222-7171 
積極的に内視鏡治療、腹腔鏡手術を取り入れている。食道がんは、現在までに3000例以上の治療実績があり、先端医療にも積極的に取り組んでいる。
東京都 8病院
東京医科歯科大学病院
★診療科目 呼吸器外科
東京都文京区湯島1-5-45 ℡03-3813-6111
食道がんの実力病院として全国的にも高く評価されている病院。内視鏡、超音波内視鏡、手術療法、内視鏡治療、放射線治療、化学療法などを実践しており、中でも化学放射線用法を積極的に導入している。
癌研究会有明病院
★診療科目 消化器センター
東京都江東区有明3-10-6 ℡03-3520-0111
食道がんに対する実力度は全国最上位に評価されている。できるだけ身体の負担の少ない治療(内視鏡治療、腹腔鏡手術、インターベンション治療)を選択し、必要であれば手術や化学療法など積極的な治療を行う。
虎ノ門病院
★診療科目 消化器外科
東京都港区虎ノ門2-2-2 ℡03-3588-1111 
部長以下専任のスタッフ7名と4人前後の病棟医で4つのチームを作り、60~70人の入院患者さんの診療に当たっている。各チームの主任スタッフが主治医となり、ベッドサイドに密着した診療を行う。全国的にもトップクラスの実力病院。
東京女子医科大学病院
★診療科目 消化器病センター外科
東京都新宿区河田町8-1 ℡03-3353-8111 
消化器の病気については全ての疾患を網羅し、食道、胃、小腸、大腸、肛門、肝胆膵などすべての消化器(胃腸科)疾患に対する検査、治療を行っている。全国的にもトップクラスの評価を得ている。
東京都立駒込病院
★診療科目 外科
東京都文京区本駒込3-18-22 ℡03-3823-2101  
食道がんを中心に、各種の良性疾患の治療も行っている。内科、放射線科と協力し、精密な検査を行い、その内容を患者に十分納得いくまで説明した上で最良の治療を選択。全国的にもトップクラスの実力病院。
NTT東日本関東病院
★診療科目 外科
東京都品川区東五反田5-9-22 ℡03-3448-6111 
全国的にもトップクラスの実力病院。食道がんの放射線化学療法や、術後再発した患者の抗癌剤の治療も外科で行っており、さらに他院で手術を受けらた患者の術後再発の疼痛緩和や入院での治療も引き受けている。
順天堂大学 順天堂医院
★診療科目 食道・胃外科
東京都文京区本郷3-1-3 ℡03-3813-3111 
発生頻度の高い胃がんはもとより、より専門性が必要とされる食道がんも関連病院をはじめ各施設から多くの紹介があり、年間90~100例前後の食道がんの手術を行い、良好な成績を収めている。 食道がんの手術件数は全国でも1、2を争う。
国立がんセンター 中央病院
★診療科目 消化器内科
東京都中央区築地5-1-1 ℡03-3542-2511
食道がん、胃がん、大腸がんの患者の内科的治療を行っており、化学療法(抗癌剤治療)や放射線治療部との協力による放射線治療と化学療法との併用が中心。また、終末期の患者に対する緩和医療も行う。食道がん手術件数は全国最多(2005年度)。 
神奈川県 1病院
東海大学病院
★診療科目 消化器外科
神奈川県伊勢原市望星台 ℡0463-93-1121
スタッフ19名、臨床助手8名で入院および外来診療にあたっている。良性疾患から治療困難な悪性疾患までを対象として、質の高い診断とハイレベルで安全性の高い治療を行う。神奈川県では食道がんの手術件数第1位。全国でも屈指の実力病院。

胃手術後の障害:輸入脚症候群

小腸の輸入脚の部分に内容物がたまり、胃のほうに逆流して胆汁を嘔吐する胃切除後症候群です。
治療
輸入脚症候群は、食事療法を行います。脂肪を制限し、高たんぱく、高エネルギー、ビタミン、ミネラルを多く含む食品を選びます。1回の食事量を少なくして、食後、安静を保つようにしましょう。
食欲がなく、体重の減少が著しい時は、点滴で栄養を補う場合もあります。
輸入脚症候群は、再建術が起因となっているものなので、ビルロートⅡ法をⅠ法やルーワイ吻合物などに変更する手術が選択されることがあります。再建術の変更によって、輸入脚の内圧を減少させます。
予防・日常生活の注意点
自分のからだの状態を把握する
胃切除後症候群は適切な治療によって、ある程度軽減させることが出来ますが、大きな鍵を握るのは、患者本人の術後管理です。
切除前のからだの状態、切除方法、そして術後の回復度によって、症状の現れ方は個人差がでます。自分にはいつどうような症状がでやすいのか、何を食べた時、何を飲んだ時に起こるのかきちんと把握し、それに合わせた食習慣をつくることが大切です。
胃切除後症候群全体についていえることですが、食べ物は十分に噛むようにします。
歯を丈夫に保ち、胃の代わりに口でしっかり攪拌(かくはん)するつもりで、一口50回を目標に、少しずつゆっくりと食べましょう。十分噛むことは、下痢の予防にもなります。
暴飲暴食は厳禁です。1回の食事量については、自分の適量を把握しましょう。
食べ過ぎないように、常に腹6~7分目を目安にします。
からだに取り入れるエネルギーと消費するエネルギーのバランスをとり、ウォーキングなど適度な有酸素運動を続けて骨量と筋肉量を増やし、体重の増加を図ることも大切です。
胃がんの手術の場合、精神的ダメージも相当大きいはずです。術後も何となく違和感がついてまわり、しばしば不定愁訴として現れます。だるさや脱力感は、心身的な症状として現れることもあります。
胃の切除手術を受けた以上、胃切除後症候群を回避するのは難しいことです。何らかの症状は必ず現れるものだと自覚して、1日も早く、自分なりの対処法をみつけるようにしましょう。
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