がんの免疫力は自然治癒力

免疫力が低下すると、ガン細胞が活発になり過ぎて、体内で増殖を続け成長してガンを発症します。
ガンの重大原因の一つは、免疫力の低下といえます。
免疫力が低下してくると、ガンや花粉症、アトピー性皮膚炎などのアレルギー病、風邪やインフルエンザ、糖尿病、リウマチ、さらに脳血管障害やうつ病などが増えてきます。近年では、肥満との関わりも注目され、研究がすすめられています。
さまざまな疾患との関係が注目されている免疫力は、大切なからだを守る大切な機能です。体内には、こうしているいる間にも何億ものウィルスや細菌が侵入しているといいます。
この菌と絶えず闘ってくれているのが免疫力です。免疫力は、20歳代でピークを迎え、その後は加齢と共にに低下しています。
免疫力の低下がもとで起こる免疫病は、現代医学では根治は難しくなっています。このような、全身性の免疫病を招く根本原因は、細胞一つ一つの中にあるミトコンドリアだと言います。
ミトコンドリアとは、ヒトや動物の細胞の中で生命エネルギーを作り出す重要な細胞内の小器官です。生き物の中の一番小さい単位は細胞です。その細胞の中に、呼吸能力のある細菌が入り込んで、共生しているのがミトコンドリアであり、一個の細胞中に800~3,000個もいます。
ミトコンドリアは細胞の中の発電所のようなものです。約60兆個もある人体の細胞は、ミトコンドリアによって行われる新陳代謝によって絶えず新たに作り変えられ生命を維持しています。
ミトコンドリアにもいくつかの弱点があります。その一つは、体が冷えて体温が下がるとミトコンドリアの働きは低下してしまいます。
哺乳動物である人間は、常にほぼ一定の体温を維持する恒温動物で、ばい菌やウィルスが体内に入ってくると、白血球がそれらを捕まえ、ミトコンドリアが熱を出して殺そうとします。
体を冷やして低体温(36.5℃以下)になると、ミトコンドリアの働きが悪くなり、血液中のバイ菌が体内を駆けめぐり、様々な病気を招くことになります。
喉の奥には、扁桃リンパ組織といって、免疫の担い手である白血球を作る器官が集中しています。そのため、口呼吸をしている人は、バイ菌を体内にばらまく原因になります。
口呼吸を続けていると、この扁桃リンパ組織が傷つき、免疫力が低下するといいます。もっといえば、扁桃組織で作られた白血球が口呼吸でバイ菌に感染すると、白血球自体があらゆる組織・器官の細胞にバイ菌をばらまいてしまいます。
ミトコンドリアが元気ならガンも治る
人間の体は、口から肛門まで、さらに鼻や肺・生殖器までも、すべて腸管の一部と考えられます。腸が冷えると、腸管の常在菌が白血球に抱えられて、全身の組織や器官の細胞内にばらまかれる(細胞内感染の)可能性もあります。
バイ菌がどこへ行くかはその人の健康状態によって異なります。バイ菌がすい臓の細胞に行けばすい臓炎、すい臓にある組織に感染すれば、糖尿病になります。
ガンは多種のバイ菌やウィルスによって、ミトコンドリアが障害を受け、細胞が制御を失って増殖する特殊な細胞内感染症といえます。つまり、ミトコンドリアを元気にすれば、ガンは治すことができるのです。
ミトコンドリアを元気にするポイント
口呼吸をしないこと。
冷たい物を摂らない。体を冷やさないこと。
睡眠時間を十分取ること。
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