子宮内膜症の合併症:不妊症

子宮内膜症であるから、妊娠が出来ないかと言えば、必ずしも不妊症になるとは限りませんが、不妊症の患者の多くが子宮内膜症であることは事実です。
子宮内膜症は発病して、月経を重ねる度に進行するものですから、若い人では子宮内膜症でも妊娠する人はいます。
子宮内膜症になって、症状が悪化すれば、卵管・卵巣といたホルモン分泌や卵子の着床までの工程を妨害する機能障害が数多く発生するために、高い確率で不妊症になると言えます。
癒着が始まるような症状にまで子宮内膜症を進行させた場合、母体にとって深刻な事態です。
癒着の度合いによっては切開して切り離す事も出来ないため、子宮や卵巣の摘出手術の方法しか治療の選択肢がない場合があります。 不妊が子宮内膜症が原因の場合は、出来るだけ早期の治療が重要になってきます。
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大腸がんの検査:注腸造影検査

注腸造影検査は、大腸内にある便を下剤などを用い取り去ったあと、肛門からバリウムを注入してさらに空気を入れて大腸を膨張させ、そしてレントゲン撮影をする方法です。
簡単そうな検査方法ですが、大腸にたまった便を取り除くのはけっこう大変で、前日から食物繊維の少ない食事にして、さらに検査前には浣腸をする必要があります。
注腸造影検査では、がんやポリープの他にも炎症や病変の大きさや位置などが確認できます。他の検査方法と違い大腸全体を一目で見ることができますし、バリウムを飲むので病変の見逃しも少ないようです。
一方でデメリットもあります。空気を大腸内に入れることで腹部が張ったり、検査終了後にはバリウムを排出しなければならないので再度下剤を服用しなければならなかったりと、患者さんの負担も大きくなってしまいます。
最近では内視鏡検査の技術が進歩しているため、この注腸造影検査はほとんど行われなくなりました。この検査を受ける人は貧血や出血のために内視鏡検査を受けることができない場合だそうです。
妊娠中の人はエックス線による被爆がある恐れがあるので必ず避けるようにしています。
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前立腺がんが増えた原因

日本で急激に前立腺がんの患者数が増加している原因として、食生活の欧米化が考えられます。
食生活が欧米化したことで高タンパク、高脂肪の食事が増え、それが前立腺がんや前立腺肥大症増加の大きな原因になっているのです。この事は、欧米で前立腺がんの患者数が多いことからも伺えます。
平均寿命が延びたことで高齢者が増加した事も大きな理由の1つです。前立腺がん患者の90%以上は60歳以上であり、ガンの発見も50歳を超えてからがほとんどです。
前立腺は男性ホルモンによって支配されており、高齢化に伴う男性ホルモンの影響が前立腺の病気発症に関わっていると考えられています。
このほか、検査技術の向上によって前立腺がんの患者数が増加した事も考えられます。
前立腺がんの初期には自覚症状がほとんどないために、前立腺がんが発症している事に気付かないケースも多々ありました。
検査技術が向上したことで、前立腺がんが人間ドックなどで早期に発見できるようになってきています。前立腺がんは他のガンと同様に、早く発見できればそれだけ完治の可能性も高くなるのです。
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検尿の重要性

検尿による早期発見
腎臓病といってもさまざまな病気があります。中には腎臓結石や急性腎炎などで肉眼的血尿(目でみて血尿とわかる)を呈する場合や、ネフローゼ症候群で浮腫(むくみ)を呈する場合があり、患者さんもあわてて病院に駆け込みます。しかし、腎臓病のほとんどは無症状であることが多いのです。これを早期に発見する最も簡単で有効な方法が検尿で、わが国では大半の方が健診で受けておられます。
なぜ検尿をするのか
この理由は、無症状でも検尿での異常が見つかることがあり、いろんな病気の手がかりとなるからです。腎臓病の大部分は検尿の異常を伴っていますから、症状のない腎臓病を見つけるには検尿がとくに重要です。
しかし最近の検尿に使われている試験紙はさまざまな検査をしてくれます。したがって検尿の異常を指摘されたからといってかならずしも腎臓病とは限りません。いったいどのような異常があったのか、ちゃんと聞いておく必要があります。そこでまず検尿で異常を指摘された場合、どの様な病気が予想され、どの様に対応すべきか、最も気になる点について説明します。
どのような尿を検査するのか
尿といっても朝一番の尿もあれば、激しい運動後の尿もあります。また、高い熱の出ている時、あるいは女性であれば生理中の時もあります。女性の場合、生理中はさけるのが原則です。
一般に腎臓に病気のある場合には、安静時にも異常を認めることが多いので、学校健診などでは、朝一番の、いわゆる早朝尿を検査します。これで異常が見つかれば、腎臓病の可能性があるからです。もちろん、激しい運動の後や、高い熟の出ている時の検尿も大事で、ふだん正常でもこのような時に異常となる場合があり、隠れている腎臓病を見つけることができることがあります
試験紙による検尿でなにがわかるのか
一般的な検尿は試験紙を尿につけて、いろいろな成分を分析します。腎臓病の検査としては、蛋白、血尿、白血球などが最も重要です。
排尿後、時間とともに変化する成分もあれば次の日でも変わらないものもあります。できるだけ新鮮な尿で検査するのが無難です。
試験紙の種類にもよりますが、尿の濃さ(尿比重)、PH、蛋白、血尿、糖、ケトン体、ウロビリノーゲン、白血球などがわかります。尿の濃さ(非常に濃い尿では健常人でも蛋白が陽性と判断される場合がある)も参考にします。
糖やケトン体は主に糖尿病の検査です。もし尿に糖がおりた場合には、糖尿病のくわしい検査をする必要があります。ウロビリノーゲンは肝臓の検査で(±)が正常です。これが異常な場合には血液検査などによって肝臓を調べる必要があります。
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C型肝炎とアルコール

肝臓がんの原因としては、アルコールの取りすぎによるものと考えられてきましたが、最近では肝臓がんの直接的な原因としては、C型肝炎ウイルスによるものであるといわれるようになりました。
C型肝炎にはアルコールは関係ないのかと言うと、むしろアルコールを多く飲んでいる人ほど、C型肝炎を悪化させるということがわかってきています。
C型肝炎が悪化するということは、肝臓がんになる可能性が高いということですから、間接的にはアルコールの飲み過ぎも、肝臓がんとは無関係ということではありません。
アルコールを飲み過ぎると、肝機能が低下し、C型肝炎ウイルスに感染している場合は、脂肪肝になりやすくなります。
脂肪肝になると、C型肝炎の治療の妨げにもなりますから、治療上もよくありません。
C型肝炎が発見された人は、アルコールをほどほどにする必要があります。
アルコールの飲み過ぎは、肝機能の低下を初め、あらゆることに関係してきますから、C型肝炎に関わらず、注意をする必要があるでしょう。
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肺がんの息苦しさを和らげる方法

呼吸リハビリのやり方
肺がんによる息切れや呼吸困難はどうしようものないものとされてきましたが、今では、辛い症状を和らげるのに効果的な呼吸リハビリという方法ができたため、多くの患者さんが日常生活を快適に過ごせるようになっています。
呼吸リハビリテーションの必要性
pict_112.gifなどの呼吸器疾患では、息苦しさや息切れといった症状がつきものです。
これらの症状を改善するには、酸素供給装置による酸素吸入が欠かせません。
以前は病院でしかできなかった酸素吸入ですが、今では治療法や医療機器の進歩により、自宅でも行えるようになりました。
この方法のみでは、どうしても体力の衰えや筋力の低下、食欲不振による体重の減少などが起きてしまいます。
体が弱ると、ますます自力での呼吸が難しくなり、悪循環に陥ってしまいます。
この悪循環を防ぎ、断ち切るために必要なのが呼吸リハビリテーションです。
呼吸リハビリは、酸素吸入を行っている人だけが対象ではありません。
階段の上り下りなど、ごく軽い運動で息切れするといった症状のある人も対象になります。
口すぼめ呼吸のやり方
1.鼻から息を吸い込む
2.唇を前に突き出し、ゆっくりと息を吐く
腹式呼吸のやり方
1.仰向けに寝て、軽く両ひざを立てる
2.左手をお腹に、右手を胸に置く(左右逆でもかまいません)
3.お腹を膨らませつつ、鼻から息を吸う
4.お腹を少しずつ凹ませながら、口をすぼめてゆっくり息を吐き出す
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C型肝炎での食事療法

C型肝炎ウイルスに感染した人が鉄を多く含まれた食品をとり過ぎると肝臓病が悪化します。
C型肝炎ウイルスに感染している人は、肝臓に鉄が必要以上にに蓄積してしまいますので、普段の食生活で鉄分の摂取を減らす食事を心がけることにより肝臓の負担を少なくし、進行を防ぐことが大事だとされています。
肝臓病は鉄制限食療法を勧められます。
鉄分は多く含む食品を紹介します。
レバー・・・鶏、豚、牛など、どの種類のものにも多く含まれる
赤身の肉・・・牛肉や赤身の魚
卵・・・卵黄に多く含まれる
大豆・・・大豆製品すべて
貝類、海藻類など

鉄分が肝臓病を悪化させると明らかになっている今、これらの食品には鉄分が豊富に含まれていますので食事のときに大量に摂取することは控えた方がいいかと思います。
鉄制限食の内容は1日の鉄分摂取量が6mg以下で1日のエネルギー摂取量30kcalが望ましいとされています。
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腎臓がんの免疫療法:インターロイキン

インターロイキンの抗腫瘍効果の仕組みは、インターフェロンと違い、リンパ球などの免疫担当細胞を活性化し、そのリンパ球が腫瘍細胞を破壊するという作用が主で、腫瘍への直接作用は考えられていません。
インターロイキン-2の効果については、前向き無作為化試験は行われていません。欧米での第Ⅱ相試験での奏効率は14%でした。
完全に腫瘍が消えてしまった患者、および治療後の腫瘍切除によってCRとなった患者は、長期生存が得られているということです。
このことは他のサイトカイン療法や最近開発された分子標的薬にはない特徴とされています。
欧米で行われているインターロイキン-2の治療は、非常に高用量のインターロイキン-2の投与で得られた結果であり、我が国の保険適用限度である1日210万単位の数十倍を使用しています。
投与量に比例して有害事象も強くなるため、欧米での高用量の投与法では外来や一般病棟での管理は困難であり、集中治療室で行うことが多いようです。
毒性軽減のため、投与量の減量や投与方法の変更についても考慮されてきました。投与量については、高用量と比較して、低容量では、奏効率、奏効期間ともやや劣る結果でした。投与方法については、静脈注射、皮下注射のうち、皮下注射において副作用が少なかったとの報告があります。
日本での投与方法は、1日1~2回合計70万~210万単位を2時間かけての点滴投与です。残念ながら我が国では皮下注射は認められていません。
少ない量から開始し、副作用を確認しながら、徐々に投与量を増加していきます。連日投与が理想ですが、副作用の個人差が大きく、症例によって投与量や投与日を調節しなければなりません。
副作用として発熱、悪寒、関節痛といったインフルエンザ様症状がみられます。インターフェロンと異なる点は、“馴れ”が生じることはなく、回数を重ねても発熱は同様に出現することです。
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腎臓がんの免疫療法:インターフェロン

インターフェロンの抗腫瘍効果の仕組みは2つ考えられています。
1つは、リンパ球などの免疫担当細胞を活性化し、そのリンパ球が腫瘍細胞を破壊するという作用で、もう1つは、インターフェロン自体が腫瘍に直接作用して破壊するという作用です。
治療に用いられているインターフェロンにはαとγがあります。多く使用されているのはαの方で、その中にも遺伝子組み換え型と自然型があり、効果が異なるという報告もあります。
インターフェロンα療法が進行腎がんに対して有効であることが証明されています。
投与方法は、1日1回300~1000万IUを皮下あるいは筋肉注射です。週2から5回投与するのが一般的ですが、副作用の個人差が大きく、症例によって用量を調節します。なお、治療の便宜を図るため、自己注射が保険で認められており、外来治療が可能です。
インターフェロンαの投与によって、インターフェロン本来の生理作用として、多くの患者で、いわゆるインフルエンザ様症状がみられます。
この症状は次第に“馴れ”が生じ、徐々に発熱がなくなり、解熱剤なども不要となることが多いです。
その他にも多彩な生理作用を有することで、多くの有害事象が知られています。
これらの副作用の発現時期にはある程度特徴があり、また、インターフェロンの投与を中止することで軽快するものがほとんどです。
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前立腺がんの症状

早期の症状
全く症状がないことが多い
よくある症状
癌が大きくなって尿道が圧迫されるようになってくると主に排尿に関連した症状が出現します。
排尿困難(尿が出にくくなる)
頻尿(尿の回数が多くなる)
残尿感(尿が出きらない感じがする)
尿意切迫(尿意を感じると我慢できなくなる)
尿閉(尿道が強く圧迫されると尿が出なくなる)
下腹部の違和感
前立腺肥大症に似ていますし、前立腺肥大症も高齢者の病気なので、前立腺肥大症と前立腺癌が両方起こっていることもあります。しかし両者は別の病気であり、前立腺肥大症が前立腺癌になることはありません
進行したときの症状
癌が尿道や膀胱に広がると、排尿に関連した症状に加え、排尿以外の種々の症状が出現します。
血尿(尿に血液が混じる)
頻尿の増悪
尿失禁(尿が漏れる)
水腎症(癌が尿管を押しつぶしてしまうと尿がうまく流れなくなって腎臓が腫れる)
血精液症(癌が精嚢に広がると精液に血が混じることがある)
背部痛・腰痛、骨折
癌が骨に転移を起こすとその部位に痛みを生じることがあり、背部痛や腰痛として感じられたり、手が痺れたりすることもあります。転移をした部分の骨が脆くなると骨折をしやすくなります。
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大腸がんの検査:便潜血検査

大腸がんの検査で代表的なのは近年各市町村で普及推進されている便潜血検査です。
便のなかに血液がまざっていないかを調べるもので大腸がんの決定的な発見と確定には乏しいですが、健常者の中から可能性のある方を第一段階として選別するには有効な検査です。
この検査に引っ掛かったからといってがんが確定するわけではなく、また異常が見られなかったからといって安心できるものではありません。
実際大腸がんの患者さんの3割程度がのこ検査によって発見に至ったケース・実績があります。
大腸がんでは、血管が豊富な腫瘍から、また腫瘍の一部に潰瘍ができてその潰瘍から出血する場合があります。このような場合、排便時にその部分がこすられて、便に血液が混入します。この便中に混じったわずかな血液を検出するのが、便潜血検査です。
 便潜血検査では、血液中に存在するヘモグロビンというタンパク質を検出します。ヘモグロビンは、高い温度の中や、時間がたつにつれて、壊れてしまうという不安定な性質を持っています。このため、正確な検査結果を得るために、採取した便はできるだけ早く専用の容器に入れて冷蔵庫などの冷暗所に保管し、2日分の便を取ったら早めに提出する必要があります。また、血液は便の中に均一に混じっているわけではありません。専用のスティックで便の表面のあちこちをまんべんなく少しずつこすり取ることで、より正確な結果が得られます。
この検査法が陽性だったからといって、必ず大腸がんがあるとは限りません。大腸がん以外の疾患(良性潰瘍や炎症など)でも出血が認められる場合があるからです。また、歯茎など口の中の出血にも反応する場合があります。肉類や魚類など、ヘモグロビンを豊富に含む食事を摂っていた場合にも偽陽性となることがあります。
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がんの免疫力は自然治癒力

免疫力が低下すると、ガン細胞が活発になり過ぎて、体内で増殖を続け成長してガンを発症します。
ガンの重大原因の一つは、免疫力の低下といえます。
免疫力が低下してくると、ガンや花粉症、アトピー性皮膚炎などのアレルギー病、風邪やインフルエンザ、糖尿病、リウマチ、さらに脳血管障害やうつ病などが増えてきます。近年では、肥満との関わりも注目され、研究がすすめられています。
さまざまな疾患との関係が注目されている免疫力は、大切なからだを守る大切な機能です。体内には、こうしているいる間にも何億ものウィルスや細菌が侵入しているといいます。
この菌と絶えず闘ってくれているのが免疫力です。免疫力は、20歳代でピークを迎え、その後は加齢と共にに低下しています。
免疫力の低下がもとで起こる免疫病は、現代医学では根治は難しくなっています。このような、全身性の免疫病を招く根本原因は、細胞一つ一つの中にあるミトコンドリアだと言います。
ミトコンドリアとは、ヒトや動物の細胞の中で生命エネルギーを作り出す重要な細胞内の小器官です。生き物の中の一番小さい単位は細胞です。その細胞の中に、呼吸能力のある細菌が入り込んで、共生しているのがミトコンドリアであり、一個の細胞中に800~3,000個もいます。
ミトコンドリアは細胞の中の発電所のようなものです。約60兆個もある人体の細胞は、ミトコンドリアによって行われる新陳代謝によって絶えず新たに作り変えられ生命を維持しています。
ミトコンドリアにもいくつかの弱点があります。その一つは、体が冷えて体温が下がるとミトコンドリアの働きは低下してしまいます。
哺乳動物である人間は、常にほぼ一定の体温を維持する恒温動物で、ばい菌やウィルスが体内に入ってくると、白血球がそれらを捕まえ、ミトコンドリアが熱を出して殺そうとします。
体を冷やして低体温(36.5℃以下)になると、ミトコンドリアの働きが悪くなり、血液中のバイ菌が体内を駆けめぐり、様々な病気を招くことになります。
喉の奥には、扁桃リンパ組織といって、免疫の担い手である白血球を作る器官が集中しています。そのため、口呼吸をしている人は、バイ菌を体内にばらまく原因になります。
口呼吸を続けていると、この扁桃リンパ組織が傷つき、免疫力が低下するといいます。もっといえば、扁桃組織で作られた白血球が口呼吸でバイ菌に感染すると、白血球自体があらゆる組織・器官の細胞にバイ菌をばらまいてしまいます。
ミトコンドリアが元気ならガンも治る
人間の体は、口から肛門まで、さらに鼻や肺・生殖器までも、すべて腸管の一部と考えられます。腸が冷えると、腸管の常在菌が白血球に抱えられて、全身の組織や器官の細胞内にばらまかれる(細胞内感染の)可能性もあります。
バイ菌がどこへ行くかはその人の健康状態によって異なります。バイ菌がすい臓の細胞に行けばすい臓炎、すい臓にある組織に感染すれば、糖尿病になります。
ガンは多種のバイ菌やウィルスによって、ミトコンドリアが障害を受け、細胞が制御を失って増殖する特殊な細胞内感染症といえます。つまり、ミトコンドリアを元気にすれば、ガンは治すことができるのです。
ミトコンドリアを元気にするポイント
口呼吸をしないこと。
冷たい物を摂らない。体を冷やさないこと。
睡眠時間を十分取ること。
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腎臓の病気:腎盂腎炎

色々な細菌が、尿道から進入し尿の流れに逆流して腎臓まで到達すると、扁桃に細菌が付いて腫れ上がるように、腎臓に炎症が起こるため、腰痛、発熱などの症状が現れます。
細菌を殺すために尿路に白血球が流れ込み、尿が濁って見えます。
このように細菌が直接腎臓に付いて起こる炎症を腎盂腎炎と呼びます。
細菌の侵入経路からもわかるるように尿路全体が炎症を起こし、残尿感や頻尿などの膀胱炎症状も見られます。
通常、膀胱と尿管の間には弁のような構造があり、尿は逆流しないようになっています。しかし、様々な原因でこの構造が機能しない場合には、膀胱炎が起こると細菌がすぐに尿管、腎臓へと波及することになります。
前立腺肥大や尿路結石などで尿路の通過障害があると腎盂腎炎が起こりやすく、治りにくい原因となります。
これらは泌尿器科が主として扱う病気ですから、抗生物質で簡単に治らない場合は泌尿器科で精密検査を受けることになります。
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C型肝炎の感染経路

C型肝炎の感染経路としては、輸血、手術、予防接種などです。
鍼や予防接種に関しては、昔に行なわれたことがある場合は一度検査をした方がいいと考えられます。
輸血に関しては、C型肝炎の感染経路としてもっとも多い感染経路です。
1992年より前に輸血を受けたことがある人の場合は、感染している可能性があると考えられます。
1992年より前の輸血のための血液に関しては、C型肝炎ウイルスに対しての処置が十分ではなかったためです。ですから、透析などを利用していた人にも多いと言われています。
鍼や予防接種に関しては、使い捨ての注射針が使用されていた当時に、予防接種や鍼を利用した人は感染している可能性があります。以前の注射針は使い回しであり、消毒はしますが、消毒が不十分である場合は、感染する可能性があります。
ピアスに関しては、特にボディピアスなどで体に穴をあけるために、器具を使用しますが、その器具の衛生状態がよくないとC型肝炎に感染経路になっている可能性があります。
最近では注射針についても、当然使いまわしたりはしませんので、感染経路が少なくなってきているのは事実です。
過去にこのような感染経路に接触した可能性のある人はまだ潜在的にはいる可能性は高いと考えられます。
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肺がんの予防にコラーゲン

加齢と共に体内の健康なコラーゲンの割合は減りはじめ、、25歳を100%とすると、60歳では約30%まで減少してしまいます。
1日の摂取量5000㎎以上とろうとすると、煮こごりでドンブリ一杯分に相当します。
コラーゲンの低下は、全身のさまざまな組織に存在していますので、体中のしなやかさやハリを保てなくなります。
年齢と共に減少する体内コラーゲンは、食べるコラーゲンで手軽にコラーゲンを摂取できると言われています。
免疫の担い手である白血球を強化するコラーゲン
コラーゲンには体内成分としてのコラーゲンの役割と食事から摂るコラーゲンの働きは大きく異なるといいます。
コラーゲンは、高分子のため、大半は腸管から吸収されません。そこで、消化によってプロリンというアミノ酸に分解、吸収され、体内でコラーゲンとして再合成されます。
腸管を通り抜けた一部のコラーゲンは、高分子のまま吸収されると考えられています。この吸収されたコラーゲンは、臓器移植のときの拒絶反応とかかわる移植免疫の働きを刺激するというのです。この仕組みが、ガンにも効果があります。
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肺がんの予防にビタミン

世界各国の研究によって食品に含まれるビタミンの抗ガン作用が注目されています。
野菜や果物に含まれるビタミンは、微量である上、体内への吸収率はあまり高くありません。ビタミンを充分補うには、大量の野菜や果物を食べなければなりません。
ビタミンCを1日200㎎以上とれば、ガンの発病率を大幅に減らせると考えられています。ビタミンCが不足しがちな現代人は、1日1,000㎎以上とるべきだと主張する研究者も少なくありません。
調査の結果、食事でビタミンCを摂る量が増えるほど、胃ガンの発病率が減るそうです。
約2万人のビタミンCの血中濃度を4年間にわたって調査した結果、血中濃度が1日1,000㎎以上摂取した男性グループは、最も低い男性グループに比べ、ガンの発病率がほぼ50%に減ったといいます。
ビタミンCの所要量は一日100㎎とされており、日本人は一日平均113㎎のビタミンCをとっているという国の調査があります。加工食品や野菜・果物をあまり食べない人は、ビタミンC不足と考えたほうがいいでしょう。
野菜や果物をよく食べていたとしても、ハウス栽培の野菜や果物は、ビタミンCは多く含まれていないため、ビタミンCは十分には摂れていません。
ビタミンCは、水に溶けやすく、熱を加えると壊れるという性質がありますので、煮たり、焼いたりするとビタミンCはかなりの量が失われてしまいます。
その上、タバコの煙や有害な化学物質などが体内に入ると、ビタミンCは大量に消費されてしまいます。ストレスが溜まったり、薬を呑んだり、激しい運動をしたりしても減ってしまいます。
ビタミンCは2~3時間で体外に出てしまいますので、体内に溜めておくことはできません。
そのため、ビタミンCは食事のたびにこまめに補給することが大切です。充分なビタミンCを補給するためには、市販されている「ビタミンC」入りの栄養補助食品を利用するのも一つの方法です。
ビタミンCの効力
ビタミンは現在、13種類あることが確認されています。健康に役立つビタミンの効果はさまざまですが、最近特にガンに注目されているのが抗ガン効果です。
ビタミンを多く摂れば、ガンが減ることはこれまでの多くの研究によって明らかになっています。調査では、ビタミンのAやC、Eの血中濃度が高い人ほど、胃ガンや大腸ガン、肺ガンになりにくいといいます。中でも、ガンを退けるビタミンの代表といえるのが、野菜や果物に多く含まれるビタミンCです。
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前立腺がん治療の名医:関東

赤座英之  筑波大学付属病院
   茨城県つくば市天久保2-1-1
   ℡029-853-3900
市川智彦  千葉大学医学部付属病院
  千葉県千葉市中央区亥鼻1-8-1
   ℡043-222-7171
鈴木和浩  群馬大学医学部付属病院
  群馬県前橋市昭和町3-39-15
   ℡027-220-7111
堀江重郎  帝京大学医学部付属病院
  東京都板橋区加賀2-11-1
   ℡03-3964-1211 
村井勝  慶應義塾大学病院
   東京都新宿区信濃町35
    ℡03-3353-1211  
木原和徳  東京医科歯科大学医学部
   付属病院 東京都文京区湯島1-5-45
   ℡03-3813-6111
永田幹男  聖路加国際病院
   東京都中央区明石町9-1
    ℡03-3541-5151
窪田吉信  横浜市立大学医学部
   付属病院 神奈川県横浜市金沢区福浦3-9
   ℡045-787-2800
馬場志郎  北里大学病院
    神奈川県相模原市北里1-15-1
    ℡042-778-8111 
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すい臓がん(膵臓癌)の診断:病理学的検査

すい臓がんの検査には次のようなことを行います。
①血液検査 ②画像検査 ③病理学的検査、以上の3つです。
③の病理学的検査では、すい生検というすい臓に針を刺し、組織を採取して癌があるかどうか調べる検査をします。
この検査は、最初に腫瘍マーカーと画像検査をしてそれでも分からない場合に行われる最後の手段です。
最初の二つの検査に比べ、患者さんが受ける負担がとても大きいです。
生検組織診とは、例えば、胃を内視鏡検査で検査し、病気が見つかると内視鏡下によりその部分の組織を一部だけ採取し、病理部門で採取したものに染色を施して顕微鏡で病理検査を行い診断をすることです。
病理診断とは、主に研究をする基礎部門と、治療をする臨床部門を結びつけるところです。
主な仕事は、①『細胞診・生検組織診』という採取した細胞や組織を検査するところ ②『術中病理診断』という手術中に良性か悪性かの検査をするところ ③『手術標本病理診断』という手術で摘出された標本を使う ④『病理解剖』という亡くなった患者さんの死亡原因をしらべる、などが主な仕事です。
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大腸がんの予防:葉酸

葉酸とはビタミンBの1種で、果物や緑黄色野菜などに多く含まれています。今この葉酸が大腸がんを予防する物質として注目を集めています。
体内の葉酸のわずかな減少でも大腸がんの発生率を高めることや、葉酸が不足することで大腸腫瘍の発生率が高まるということが証明されています。
葉酸を1日に400μgを摂取する人と、まったく摂取しない人を比較すると、葉酸を摂取した人は摂取していない人よりも大腸腫瘍のリスクが50%近く低かったことが認められています。
大腸がんにも同じような予防効果があり、これは葉酸のサプリメントを10年以上飲み続けた人だけがみられました。つまり葉酸は大腸がんの早期の家庭で作用するのではと考えられています。
葉酸は大腸がんに対する予防で注目されているわけです。がんのメカニズムに関していうと、葉酸は正常な細胞の代謝に作用するビタミンなので、不足すると遺伝子が傷ついたり修復できなくなってしまうからです。
大腸がんを100%予防すると証明されたわけではありませんが、多くのがんを予防するものに比べても、最も副作用がない成分として期待されている成分です。
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腎臓の病気:腎臓結石

腎臓結石の主な成分はカルシウムですが、これにはシュウ酸カルシウムとリン酸カルシウムがあり、この2つで尿路結石の80%以上を占めます。
この他、痛風の原因ともなる尿酸や、アミノ酸や、尿に細菌が入って感染を起こした時にできやすいリン酸マグネシウムアンモニウムなどがあります。
年間どのくらいの人が尿路結石に悩まされるかというと日本では人口10万人で約53人位。また、一生涯の間に100人のうち4人が一度は尿路結石になると言われています。
尿には種々の物質が溶けて体外へ排出されるわけですが、"コーヒーや紅茶に砂糖を入れすぎると濃度が濃すぎて溶けきれない"と同様に、尿中でも種々の物質が溶けきれずに析出して核ができ、次第に結石としての形をとってきます。
この現象は腎臓の乳頭部という尿のしみ出してくる所で起こるのですが、石が乳頭部を離れて、腎杯や腎盂で詰まってしまったり、更に移動し尿管に落ちてくると症状がでてきます。
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C型肝炎の感染予防

C型肝炎があるからといって、ほとんど感染する必要はないといわれています。
C型肝炎が感染するためには、C型肝炎の人の血液が他の人の血液の中に入る必要があります。
一緒に入浴しても大丈夫でしょうし、洗濯も一緒に洗っても大丈夫であるといえます。
しかし、C型肝炎の人が出血した場合は、多少の注意が必要です。
出血があるパターンとしては、鼻血やころんで怪我をしたときなどは出血がありますので、処置をしたティッシュなどは、しっかりと血液が他に付着しないように捨てるようにする必要があります。
歯ブラシは、歯茎から出血することがありますから、共用すると感染する可能性がないとはいえないので、避けるようにします。
かみそりについても、肌から出血する恐れがありますので、共用しないようにします。
血液以外にも、唾液でもC型肝炎に感染するのではないかと考える人もいるかもしれませんが、基本的に唾液でC型肝炎に感染するということはありません。
C型肝炎があるからといって、あまりにも神経質になる必要がありませんが、出血の恐れがあるものに関しては、ある程度の注意が必要になってくると考えられます。
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食道がん(食道癌)の治療-放射線療法

放射線療法は放射線を使ってがん細胞を殺す治療方法です。
食道がんの場合、以前は予後の改善を目的とした放射線単独での治療が行われてきましたが、その後の研究の結果、予後の改善が認められないうえ、合併症の増加を招くことも多いことがわかってきたため、現在では放射線療法を単独で行うことは一般的ではありません。
通常は抗がん剤と併せて行う放射線化学療法が行われます。抗がん剤の副作用が強く出てしまう、高齢者、合併症があるなどの理由で抗がん剤が使えない場合には単独で放射線療法が行われることがあります。
骨への転移のための痛み、脳転移の神経症状、呼吸の苦しさなどの症状を緩和する目的で放射線療法が行われることがあります。
正常な細胞に放射線が照射されると細胞がダメージを受け副作用が出ることがあります。副作用には治療中又は治療直後にでるものと、半年~数年後にでてくるものとがあります。
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