肺がんの手術

 肺がんの手術のおもな目的は、病巣を切除するということですが、肺がんの場合腫瘍のできた場所の葉単位(肺の構成部分で、右肺が上、中、下葉で左肺が上、下葉となります。)で切除することが多いです。
 もちろん侵された部分が広い場合、左肺全摘出とか右上中葉摘出といった範囲にもなります。
 肺がんの手術は基本的には、部分切除といって腫瘍とその周りの正常組織の一部のみを切除します。
 その、より広範囲の場合区域切除 といって肺葉をさらに細かく区分けした部分を切除対象とします。
 その次に肺葉単位となります。
 その他肺がんの手術は肺門部、上縦隔の主に主気管支や気管に沿ってあるリンパ節を切除したりするリンパ節郭清術があります。