前立腺肥大症の手術: 経尿道的前立腺手術

経尿道的前立腺手術は、尿道から内視鏡を挿入して、先端についているループ状の電気メスで前立腺の内側を少しずつ切除する手術です。
腹部を切開しないので、負担が少なく、前立腺肥大症の手術はこの方法が多いです。
前立腺を削ると同時に焼き固めるので、出血も少なめです。
削り取った組織は、いったん膀胱内に流し込み、切除終了後に尿道から取り出し、がんが無いかどうか組織検査を行います。
手術は腰椎麻酔で行い、1時間~2時間程度で終了します。
術後は、削り取られた尿道粘膜の保護と切除部の止血などのために、2日~7日間、尿道に先端で風船がふくらむようにした細い管を残しておきます。
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