子宮の構造

厚い筋肉の壁でできた袋状の構造をしている子宮は、妊娠していない時の大きさが縦約7cm・横約4cm・重さ約50gの洋ナシのようなかたちをした器官です。子宮の上2/3の部分を子宮体部、膣につながっている下1/3の部分を子宮頸部と呼びます。子宮は外側を漿膜(しょうまく)と呼ばれる薄い膜で覆われ、その内側に平滑筋でできた子宮筋層があります。
また、子宮筋は、とても丈夫で伸びやすく、妊娠すると胎児が成長するにしたがって、どんどん伸びていきます。さらに胎盤を形成して胎児の成長に必要な栄養を供給します。子宮内の最内層は、子宮内膜といわれる粘膜層で卵巣が分泌するホルモンの影響を特に強く受ける部位だといわれています。