すい臓(膵臓)がんの手術

すい臓(膵臓)がんの基本的な手術は、他の胃がんや大腸がんといった消化器がんと同様に、周囲の正常と思われる組織を含めたがん病巣の外科的切除です。
すい臓(膵臓)がんの手術は、大きく分けて二つあります。
一つは、すい臓、転移しやすいりンパ節や神経組織を広範囲に切除する手術。
もう一方は、すい臓から離れたりンパ節などの組織は切除しない手術。
広範囲に切除する手術はがん細胞の取り残しがないことが期待できる反面、出血量や手術時間が増え、手術後の合併症の危険性も増します。逆に離れたりンパ節などの組織は切除しない手術では、がんが残り再発の恐れが強くなります。
すい臓(膵臓)がんは、リンパ節のみならず、容易に周囲の結合組織や血管周囲の神経に沿って浸潤する特徴を持っているため、これらの浸潤部を残さないようにしなければ、局所再発は防げません
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