ピロリ菌除菌治療の失敗

ピロリ菌の除菌治療が成功したかどうかを確認することは重要です。
一度確認しても、2回までは保険で検査ができますので、再度確認してみることをおススメします。
1回目のピロリ菌除菌で成功しなかった場合には、二次除菌を行います。
ピロリ菌除菌治療が成功しない原因のほとんどは、使用した抗菌薬(クラリスロマイシン)に対する耐性菌です。この耐性菌を持つ人が増えているため、ピロリ菌の除菌の成功率は低下しつつあります。
このため、二次除菌では、別の抗菌薬(メトロニダゾール)を使います。ピロリ菌除菌治療の一次除菌と二次除菌をあわせると全体の95%は成功するとされています。
胃のあたりが痛いからと言って、必ずしも胃の病気とは限りません。
胆のう炎や胆石(タンセキ)、膵炎(スイエン)、膵臓ガンなど、胃以外の病気が胃の痛みとして感じられることもあるので、一度きちんと医師の診察を受けましょう。
 ピロリ菌の除菌治療は、あらゆる胃の病気の胃リスクを軽減させることは明らかですが、必ずしもすべてが解決するわけではありません。リスクのひとつが取り除かれたということだけなので、普段の食事などに気をつかい、胃に負担のかからない生活をすることも大切です。
食事に関しては、規則正しく1日3食きちんと食べること、脂っこいものや香辛料の強いものを食べすぎないことです。
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