すい臓がんとすい炎の関係

すい炎もすい臓がんも増加してます。
すい炎もすい臓がんも症状が似ています。
慢性すい炎の場合、すい石を持っている人は、すい臓がんになる確率が高くなると言われています。
これは、すい石がすい管を刺激し、その部分ががんになりやすいといわれているからです。
すい炎とすい臓がんが年々増えていることと、その他のすい臓病はどのような症状が現れるのかとを考え、少しでも違和感を感じたらすぐに検査を受けてください。
もしもすい臓病の疑いがあるとすれば、血液と尿を採り、消化酵素であるアミラーゼやリパーゼの量を測ります。
陽性の場合、消化酵素の量が上昇しますが、慢性化してしまっているすい炎の場合は、上昇しない場合もあるので、この検査だけで判断できません。
検査として、画像診断が有効となります。
画像診断とは、超音波やX線CTスキャン、すい管造影などで、すい臓の形態の変化を診る診断方法です。
すい管造影での検査は、内視鏡を使いながら細い管をすい管の中に入れて造影剤を注入し、すい管を撮影する方法で、慢性すい炎やすい臓がんの判別に素晴らしい効力を発揮してくれます。
ただ、手間がかかるため入院検査となり、外来ではできません。
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