肝臓の病気:脂肪肝

健康診断で見つかる肝臓の異常のほとんどは脂肪肝です。30~40代を中心に、食べ過ぎや飲みすぎによる脂肪肝が増加してきています。
脂肪肝は肝細胞の中に、中性脂肪がたまってしまうものです。健康な人でも細胞の中に多少の脂肪は存在します。
脂肪が、飲みすぎ、食べ過ぎによって異常に増加し、肝臓全体の10%を脂肪が占めたものを脂肪肝です。
脂肪肝で命に関わるということはありませんが、放っておくと徐々に線維が増加し、肝硬変になってしまいます。
脂肪肝になる原因というのが、主に飲みすぎ、食べすぎによるものなので、生活習慣が問題になります。生活習慣を改善しなければ、やがては成人病になる可能性もあります。
症状はない脂肪肝になっても特に自覚症状が出ないため、健康診断などでなければ気づかない人が多いです。
肝臓が腫れてくると肝臓部分に重苦しさを感じることはあります。食生活を改めれば、1ヶ月ほどで改善される場合もあります。放っておくのが一番良くありません。肝硬変になってから後悔しても遅いのです。
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