大腸がんの予防:漢方

漢方というのは、中国から伝わった医学を日本人が発展させて独自のものにさせていった医学です。
漢方は身体全体のバランスが崩れると病気にかかってしまうと考え、治療も身体を本来のバランスのとれたあるべき姿に戻して健康にするという考え方をします。
「気」「血」「水」の状態を把握することが大事とされています。気力が充実して血液の流れや栄養に問題なく、汗など血液以外の水分についても問題がなければ健康な状態になると考え、これらのバランスを整えることで健康にするのが漢方治療ということになります。
漢方薬の重要な働きは身体の免疫力を高めることです。
疲れなどが溜まった気力が低下しているときや、栄養不足などで血液中の栄養不足があると免疫が低下し、細菌やウィルスなどの感染症にもかかりやすくなりますし、ガン細胞の発生を食い止める力も弱まりますので発症しやすい状態となります。
漢方薬は薬ですので健康なときに摂るものではありませんが、身体の不調を感じたときには、深刻な不調に陥る前に身体の状態にあった漢方薬を使用することで、本来の免疫力を取り戻すことができます。
ラクトフェリンは自分の免疫力の限界点を高めることが期待できますが、漢方は不調になって低下した免疫力を元の正常な状態に戻すと考えればよいでしょう。
         
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