大腸がんとポリープ

大腸がんの内視鏡検査を行うと、ポリープが見つかることがあります。50歳代の人の半分は大腸内にポリープが見つかるといいます。
ポリープというのは、腸内にできる、腫れたコブで、それ自体が悪性であるものではありませんが、大腸がんは、ポリープが刺激などを受けて悪性化して発病するということが多いですので、基本的にはポリープが見つかった場合、その場で切除するのが一般的です。
日本人のガン患者の割合でも大腸がんというのは非常に多いことが知られていますので、40代、50代になったら定期的に内視鏡検査を受けてみたほうが良いです。
ポリープを取り除いておけば大腸がんを予防できますし、ポリープの組織を検査してガンが見つかったりした場合でも、早い段階で見つかると比較的大腸がんは完治しやすいと言います。
ポリープにガンが見つかったとしても小さなものであればリンパ節への転移の可能性も低く、そのときの除去で処置完了となる場合が多いです。
5年生存率も90%以上と大腸がんは転移を伴うステージに入っていなければ治りやすいガンと言えるでしょう。