大腸がんとポリープの違い

ポリープと大腸がんの違いは何でしょうか。
ポリープが悪化すると、必ずがんになると思っている人も多いかと思いますが、ポリープはすべてが大腸がんになるわけではありません。
ポリープは大きく分けて、炎症性ポリープ、過形成性ポリープ、腺腫性ポリープの3種類があります。
炎症性ポリープは、腸の中で炎症をおこす病気(大腸炎など)が、治るときに粘膜が隆起して起こるものです。
また、過形成性ポリープも粘膜の細胞が増えすぎてポリープ状になるもので、高齢者にも多くみられるようです。
なので、炎症性ポリープ、過形成性ポリープは大腸がんになる恐れはありません。
この中でがんになる恐れのあるポリープは、腺腫性ポリープです。
この腺腫性ポリープですが、ポリープの中では、1番できやすいポリープなんで、がんというイメージが
強いのかもしれません。
腺腫性ポリープにも、良性、悪性があります。悪性のものが、がんですが、良性でも、そのポリープの大きさが5ミリ以上になってしまうと、がんになってしまうかもしれません。
ポリープが、悪性のものと診断されても、ポリープ状だと、まだ早期の場合が多く、完治もしやすいです。
進行したがんは、ポリープの形ではなくなってしまいます。