胃がん治療中の食事 調理法

それでは、どのような調理法をすれば、食べやすくなるのでしょうか。
とくに、手術後間もない頃には、消化の良いもを食べたり、消化を良くする工夫が大切です。
消化不良を避けるためには、刻む、裏ごしをする、つぶす、すりおろす、ミキサーにかける、煮るなどの方法が、食べやすくなります。
なかでも、消化の良いメニューとして、お勧めのものが、いくつかあります。
まず、ロールキャベツをお勧めします。この料理は、キャベツが胃腸を丈夫に保ち、ひき肉は柔らかく煮込むので、食べやすくなっています。
そして、マカロニグラタンや、牛乳なべなどの乳製品をつかった料理も、消化が良いので、メニューに取り入れてみてください。
その時は、ホワイトソースを柔らかめにつくることで、さらに、消化がよくなります。
また、鶏レバーの串焼きは、鉄分やビタミンが豊富で、消化の良いメニューです。
レモンをかけて食べると、さっぱりして、より食べやすくなります。
その他、山かけを使った料理や、つみれ、卵とじなども柔らかく、食べやすい料理です。
そして、味付けは、全体的に薄味にしましょう。
強い甘みや、塩分は胃壁に刺激を与えてしまいます。
ですから、できるだけ避けるように心がけてください。
このように、患者さんが食べやすくなるように調理し、消化の良いメニューを取り入れると、術後に出やすい症状を、緩和することも可能です。