乳がんの検査ー検査と進行度の確認

検査を受けて「乳がんです」と言われたら、さぞかし動揺するでしょう。でも、冷静になって自分が受けた検査を思い出してください。針生検や摘出生検を受けて診断されたのならば、残念ながら検査結果は正しいと思われます。
穿刺(せんし)吸引細胞診の場合は、【クラスV】と言われたらほぼ正しい診断でしょう。ですが、【?Vb】や【?W】の場合はがんでないこともあるので再検査を希望されたほうがいいと思います。
もう一度、穿刺(せんし)吸引細胞診を受けるか針生検を受けるかは医師と相談して決めてください。
超音波検査やマンモグラフィの画像診断だけの場合は、診断の根拠を聞いてみるといいと思います。いろいろと聞くことは悪いことではありません。自分が納得できるまで聞くべきです。
いずれにしろ自分の納得のいく説明が得られない場合は、他の乳腺専門医のいるところへ相談してみましょう。その時は、検査を受けた病院の資料があるといいのですが、言い出せない場合は話だけでも聞きに行きましょう。ただ、「乳がんでない」と言われるのを期待して、違う病院回りをするのはよくありません。治療も遅れますし、余計にがんに刺激を与えてしまいます。
診断に納得できたら、進行具合を聞いておきましょう。ステージ?Uまでならひと安心というところです。ただ安心しすぎて手術を数ヶ月も先延ばしにするのはどうかと思います。
たしかに乳がんは痛みもない場合が多く、急いで行うべき種類ではないかもしれません。ですが検査結果に納得できたならば、なるべく早いに越したことはありません。