大腸がんの手術 早期がん

大腸がんの治療は、基本的に手術によってがんの部分を切除するという方法が用いられます。
また、大腸がん手術の具体的な方法については、がんの進行の程度や、がんが出来た場所などによって変わってきます。
大腸がんの進行程度については、大腸の壁のどの部分にまでがんが拡がっているか、という点で判断されます。
大腸の壁の構造は、内側から粘膜、粘膜下層、固有筋層、漿膜(しょうまく)下層、漿膜(しょうまく)という順で形成されています。
大腸がんは、一番内側の粘膜にでき、次第に外側へと拡がっていきますガ、大腸がんが粘膜、または粘膜下層までにとどまっているものを早期がんと言います。
早期がんの段階であれば、がん部分の切除によって9割以上の確率で治るといわれています。
粘膜までにとどまっているがんであれば、ほぼ100パーセント治るとも言われています。
早期がんの中でも、粘膜までにがんがとどまっていて、がんの直径が2センチ以内であれば、内視鏡による切除によって治療を行うことが可能です。
内視鏡での治療であれば、大腸がん検査時にそのまますぐ治療をすることができますので、患者さんの肉体的な負担が比較的軽いというメリットがあります。
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