胃潰瘍 市販薬・治療薬の違い

胃潰瘍の人は市販薬と治療薬の違いをきちんと理解して服用する事が潰瘍を早く治し再発させない事につながります。
薬の選び方や飲み方には、じゅうぶん注意しましょう。
市販薬と治療薬の違いは症状の緩和を目的としたものが市販薬で根本的な治療を目的としたものが医療薬になります。
十二指腸潰瘍は、まだ症状が浅いものに関しては本来人間が持っている自然治癒力の働きで胃の炎症や軽い潰瘍ぐらいであれば修復可能です。
しかし胃潰瘍、十二指腸潰瘍などの潰瘍は深くなるにつれ市販薬では治らなくなります。
深い潰瘍はそのまま放置しておく危険です。
自然治癒が不可能になった潰瘍は医師のもとで適切な治療をしない事には完治しません。
お医者様が出してくれる処方箋をもとに作られた薬は市販薬とは成分に大きな違いがあるからです。
薬局等で売っている薬は、ただ胃を健康したり、消化を助けるものであったり胃酸を押さえたり胃の痛みを一時的に鎮めたり粘膜保護成分などが組み合わさった総合的なものになります。
しかし医療薬の場合は症状別にピンポイントに、それぞれの症状に合った薬だけを処方してくれます。
市販薬は胃のすべての症状全般を抑える成分が入っているので結果的に必要のないものまで、まとめて飲用する事になります。
例えば本当は胸焼けやゲップを抑えたいだけなのに胃の痛みを鎮める成分まで入っている感じです。
市販薬は誰でも安心して飲めて安全である事を常に重要視していますので医療薬に比べると控えめな成分設定になっていると言うわけです