肝臓がんの食事療法

肝臓がんの食事療法ときくと、病気になった後の治療方法の1つとしての食事かなと思いますが、肝臓がんにならないような食事ということもいえます。
 肝臓がんは、肝臓に負担をかけたりして病気になりやすいような環境を作ってしまうことでかかってしまうこともある病気かもしれません。
 肝臓がんにかかってしまった後の食事についても、やはり肝臓に負担をかけないようにするなどの注意点はあるような気がします。
 肝臓がんは食事で予防するという方法もあります。肝臓と聞くとアルコールが思い浮かぶ人もいるかもしれませんが、暴飲は控えること、また、食事面では、繊維質を多く含む食材や緑黄色野菜を食べたり、豆腐などの大豆でできた食品を食べるということもいわれています。
 肝臓がんは、脂肪肝といって、脂肪の多い食事を多く食べることによって、肝細胞に中性脂肪がたまってしまい、肝臓の機能が低下することでかかってしまうこともあります。
 よって、動物性たんぱく質を多く含むような食事は、大量に食べないということもいえるかもしれません。肝臓がんを含めて、がんの発生原因といわれることがある活性酸素をおさえるようなものを多く含んだ食品を食べるということもいわれています。
 たとえば、ビタミンA、ベータカロチン、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンB、ポリフェノール、カロチノイド、イソフラボンなどの名前を聞くことがあります。
 肝臓がんは肝硬変や肝炎が元になることもあるようなので、それらの病気に対して、肝臓の機能を強めるために、貝類の牡蠣肉のエキスを含んだ健康食品も売られてます。
 肝臓がんに対する成分としてフコイダンというものがあります。
 これは、民間療法の1つとしてつかわれるもので、海藻類のヌルヌルした成分に含まれている多糖類のことをいい、ここにアルギン酸やラミニンなどの成分が入っているということで、抗がん作用があるのではないかといわれているものです。
 肝臓がんにかかって化学療法をしている場合、においや吐き気、食欲不振などの副作用によって、しっかりと食事ができないこともあります。
 こういった場合、果物や麺類だと食べられることもあるということで出されることがあるみたいです。無理して食べるよりも、少しでもいいので食べられるという結果を出していくということのようです